The World Is Your Oyster

英語勉強法、留学、国際交流、海外旅行や日々の出来事について徒然なるままに書いていきます。

通訳学校秋学期終了

みなさんこんにちは!

 

前回の更新から、だいぶ時間が経ってしまいましたが、先日、通訳学校の秋学期が無事に終了しました。

 

コロナの影響で、全面オンラインの授業となりましたが、9月から始まり、日々の授業、中間テスト、期末テストを経て、無事に半年のコースが終了しました。

 

とにかく仕事に加えて、毎週の単語テスト、予習復習に追われて、あっという間に半年が終わりました。

 

今は、少し時間に余裕が出てきているので、通訳学校に通っていた時にはなかなか読む時間がなかった本を読んだり、ネットフリックスのドキュメンタリーを見たり、あとはのんびり過ごしたりしています。

 

ちなみに、私の通っている通訳学校では、入学の際にクラス分けテストがあり、また学期ごと(半年)に、日々の授業や中間・期末テストの成績によって、次のレベルに進級できるかが決まります。進級判定は3月上旬には送付されると思うのですが、今からドキドキです。

 

実は、通訳学校に関する記事を書いてから、このブログのアクセス数が伸びました。もしかすると、通訳学校に関する情報を探している人がこのブログにたどり着いているのかな~?なんて思っています。

というのも、通訳学校に関する情報(通訳学校の公式HPを除く)は意外と少なく、実際に通っている人の感想などを入手するのは難しいと私も感じていました。

 

もちろん、授業で扱う教材や内容は第三者に漏らしてはいけない規定になっているので、ネットでもあまり出回らないのは納得ですが、入学する前に通訳学校の雰囲気などを体験者から知りたい人は一定数いるのかなと思いました。

 

今日は、初めて通訳学校に半年通ってみて私が感じた点を書いてみようと思います。

 

①辛かったけど通ってよかった

通うまでは、それなりのお金(半年で15万くらい)をかけて、通う価値はあるのだろうかと迷った時もありましたが、半年終えてみて、通ってよかったと思っています(本気で英語・通訳を勉強したい方にとっては)。やはり、お金がかかるので、英語や通訳に対する勉強の度合いが増します。特に、私は締め切りや外的なプレッシャーがかからないとなかなか勉強の火がつかない性格だったので、ある程度お金をかけて、通訳学校に通うことによって、自分を追い込むことができました。

もちろん、日々の予習復習が辛いこともたくさんありました。仕事が終わって帰ってきても、勉強しなきゃいけない時は「なんで私こんなことしてるんだ....?」と思った時もありました。

でも、やっぱり終わってみると、半年間頑張ってよかった!英語力・通訳力ともに、半年前よりもレベルが上がったと感じています(でも、もっと頑張れたよな.....年末年始は気が緩んでしまった.....など反省点もたくさんあります)。

 

②仲間ができた

これも通訳学校に通うメリット(通訳学校にも依る)ですが、やはり同じレベルの、同じ目標を持つ仲間に出会えることです。通訳学校には色々なバックグラウンドを持つ人が通っています。私のクラスにも、すでに社内通訳者として稼働されている方や、一般企業で働きながら英語・通訳を極めている方など、様々な人がいました。

年齢も実に様々で、私のように20代もいれば、上はおそらく50~60代くらいの方々もいました。

学期が終わってからも、通訳学校の仲間と繋がり、勉強方法や業界の情報などをお互いに紹介したり、とても刺激になっています。

 

③世界が広がる(知的好奇心が満たされる)

私の通う通訳学校では、毎週異なる分野のトピックから教材が選ばれます。

経済・国際情勢・軍事・医療など、実に様々です。毎週、分野とトピック(タイトル)が事前に発表されるので、それぞれがそのトピックに関する情報や単語を調べて予習をしてきます。私は、授業を通して、今まで馴染みのなかった分野について知ることができたのが、純粋に楽しかったです(もちろん軍事などの苦手分野の予習は辛くもありましたが笑)。

 

まとめると、通っている時は、辛い時もあるけれども、終わって振り返ってみたら、(矛盾するようだけど)楽しかった、自分の成長に繋がったと思います!

 

特に、本気で通訳を目指したい方、またはある程度の英語力(TOEIC満点や英検一級)はもう身について、英会話スクールでは満足できない、もっと英語を極めたいと思う方にとって、通訳学校はおすすめです!

 

最後に、最近読んだ通訳の本から、とても共感した部分を紹介して、終わりにしたいと思います。

 

「通訳は苦労の多い仕事だが、楽しみも大きい。ひとつひとつの依頼の向こうに、自分の知らない世界がある。通訳でなければ会えない人に会い、知りえないことを学ぶ。一生懸命勉強してやり遂げたときの充実感。驚きと感動、後悔と満足。この仕事に出会ったおかげで、私の人生はどれほど様々な彩りに染められたことだろう。」

「自分の通訳で、遠い国々に住む人たちの心が通う瞬間を見るとき、私は喜びに満たされる。仕事を通じて様々な世界に生きる人たちに出会うとき、私は謙虚な気持ちになる。何よりも、努力をすれば夢はきっとかなうのだということを、私は通訳の仕事から学んだ。それは、日本しか知らずに育った私に与えられた、世界を見渡す窓だった」

ー『通訳席から世界が見える』新崎隆子 著

 

まさに!!と共感せずにはいられない部分でした。

この『通訳席から世界が見える』は通訳に興味がある方以外にでも、是非読んで頂きたい本です。

 

英語を通して、まだ見ぬ世界、まだ知らない世界を見るために、今日も勉強を頑張ろう、そう思うのでした。