The World Is Your Oyster

英語勉強法、留学、国際交流、海外旅行や日々の出来事について徒然なるままに書いていきます。

英語と私。人生のターニングポイント。②

前回の記事では、田舎で育った私がどのように英語や海外に興味を持つようになったか、中学までの話をしてきました。

詳しくはこちら。

 

sunflowershine.hatenablog.com

 

今日は、その続き、高校生~についてお話ししたいと思います。

そんなこんなで、私も高校へ進学しました。
高校は地元の進学校だったので、英語の授業も割とレベルが高かったです。
高校でも私は恩師に恵まれました。
ホームルーム担任の先生が英語の先生で、偶然にもその先生が3年間担任&英語の授業を受け持ってくれました。
留学経験などはない先生だったのですが、その先生は優しく、でも情熱的に丁寧に、そして粘り強く英語を教えてくれました。この時に私は英語学習方法の大切な基礎部分、そして英文法、構文の基礎をきっちりと学ぶことができました。

教科書はCrownというものを使用していたかと思うのですが、題材がとにかく面白かったです。Apple創設者のスティーブ・ジョブズ氏の有名なStay hungry, Stay foolishのスピーチや、スヌーピーでおなじみPeanutsの作者チャールズ・M・シュルツ氏の生い立ちなど、単純に「英語を学ぶ」のではなく、「英語で誰かの人生や生き方を学ぶ」という感覚が私にはとても刺激的で、ただただ楽しかったです。


もちろん、英単語テストや文法テストなどもあり、いつも楽しいことばかりではありませんでした。暗記が必要なこともたくさんありました。
それでも、英単語や文法を学んだその先に待っている「もっと広い世界」を目指すことを忘れなかったから頑張れたのかなと思います。


私なりですが、学生のうちに英語を勉強をする際に以下のことを習慣づけると良いかと思います。

①単語編
・発音記号をメモし、電子辞書またはネットで正しい発音を確認する
・単語の意味がたくさんある場合、出来るだけ全ての意味をメモする
・(時間があれば)同意語、対義語、派生語なども調べる→ペアで覚えた方がボキャブラリーが格段に増えます
・単語は出来るだけ例文で覚えるようにする
・単語は発音できるようになるまで何十回も口に出して呪文のように唱える&書けるようになるまで紙に書いてひたすら練習する

 

②その他全般

・英語の教科書は暗唱できるくらい音読する

→これはすごく大事で、 音読することによってスピーキングの練習にもなりますし、本当に教科書の内容を理解しているかどうかが分かります。
つまり、構文構造や単語の発音が分からなければ音読できません。そして、 何度も音読することによって口から自然に英語が出てくるようにな ります。
これが大事なポイントです。

 

さて、話は戻り、そんな高校時代、 私は地元で開催された高校生英語スピーチコンテストに出場しまし た。
1年の時には、 中学時代のオーストラリアでのホームステイや捕虜収容所に行った 経験をもとに、世界平和について、 2年目は母への感謝のスピーチをしたことを覚えています。
英語の先生に手伝ってもらって、スピーチ原稿を作り、 スピーチの練習をしました。
また、同じクラスの友人も一緒に参加して、 お互いに切磋琢磨しながら練習を頑張りました。
この友人とは、英語のキャンプに参加したり、 その後も受験勉強や大学に入ってからも刺激を受けていた良きライ バルであり友人でもあります。
スピーチコンテストは残念な結果に終わりましたが、 他の出場者のスピーチを聞いて、 自分と同年代とは思えないくらいすごくて、刺激をもらいました。
何事もそうですが、人生において負ける経験や、 悔しい思いをすること、そして、 それをバネに頑張ることはとても大切だと思います。

進学校でしたので、ほぼみんな大学に進学するのですが、私は、 大学では英語を専攻したいな~と思うようになりました。
本当は秋田県にある国際教養大学(AIU) に行きたかったのですが、撃沈。
他に受けた第二志望の私立の学国語学部も落ちてしまい、 センター入試利用で合格した滑り止めの私立大学の外国語学部に行くか 、浪人するかの選択になりました。
塾や予備校には通っていなかったこともあり、 浪人となるとお金もかかるし、何と言っても、 もう1年受験勉強をする覚悟がつかずに、 滑り止めの大学に行くことにしました。
すごく落ち込んで、たくさん泣いたりしましたが、 普段は私の進路や選択肢に一切口を出さない父がこう言いました。
「自分よりもレベルの高い所(大学) に入って頑張るのもいいけど、少しレベルを下げたところで、 一番上を目指すのもいいんじゃないか」
父なりの励ましの言葉だったのでしょうか。でも、 今まで父のような考え方をしたことがなかったので、なるほど、 そういう考え方もあるか、と納得しました。
それでも、浪人せずに、滑り止めの大学に行くと決めた時、 私は自分に約束したことがあります。
それは、”大学受験に失敗した悔しさを絶対に忘れずに、受験に 成功した人よりも、誰よりも大学で必死に勉強すること”でした。

日本の大学は入るのは難しいけど、卒業するのは簡単、大学生活は人生の夏休み、なんて言われることもありますが、私は、高い学費を払ってまで大学に通うからには、しっかりと目標を持って勉強しようと決めました

また、当時大学に出来た課程は、偶然にも行きたかったAIUと同じような修了条件を設けていました(1年間の学部留学必須、卒業までに英検1級またはTOEIC900以上取得必須、その他、指定の授業必須など)。

そして、結果的に、大学でもまた、恩師、仲間、先輩に恵まれて、留学先では親友が出来ることになりました。受験に失敗していなかったら、もしかしたら、私は怠けた大学生活を送っていたかもしれません

だから、今振り返ってみると、あの挫折は、私には必要だったのかなと思います。

 

失敗や挫折を味わった時に、勇気づけられた名言を紹介します。

 

“The only real mistake is the one from which we learn nothing.”- Henry Ford

「唯一、本当の失敗とは、そこから何も学ばないことだ。」 ヘンリーフォードアメリカのフォード創業者)

 

“Every failure is a step to success.” - William Whewell

「すべての失敗は成功への一歩である。」 ウィリアム ウィーウェル 

 

そして、私は大学でも恩師、仲間、そして世界中の友人に恵まれることになります。

 

続きは次回の記事で!

 

写真は留学してたニュージーランドのビーチにて。

 

f:id:sunflowershine:20190402181423j:image